最近動物園巡りを少しお休みしていたので、連休最終日だし町田リス園にでも行くかと思ってたのだけど、そういえばもっと身近にリスがいるところがあったなと思い出した。その場所は、さいたま市は大宮の一つ隣の駅、土呂にある市民の森だ。

なんでそんなとこにリスがいるのを知ってるかというと、通っていた中学校のすぐ裏にある公園だったからだ。身近どころじゃない。それこそ子供の頃に何度か遊びに行った場所だった。当時の記憶だと「なんかだだっぴろい公園」「そう言えば大宮のマスコットってリスだからリスを飼ってるとかだった、ような」くらいの印象しか無かったのだけど、十数年ぶりに行ってみてちょっとばかり衝撃を受けることになる。

以前「脱走したリスを捕獲したところ、期待を上回る数のリスが捕まった」ことで有名な井の頭自然文化園にも行ってきたのだけど、そこのリスの小径と同じような、いや下手をするとこっちのが見応えがあるかもしれない、リスを放し飼いにしているエリアがある。それが「りすの家」。

動物園で見かけるリスはニホンリスやキタリスなことが多いのだけど、こちらはペットとしてもよく売られている(そしてうちのトットリと同じ)シマリス。

園内にはリスとその小屋だけでなく、リスが食べる木の実や果実がなる木、隠れ家や遊び場になる大きな木が茂っていて、ちょっとした林の中を散歩しているような気分になれる。

最初はリスがどこにいるのか分からなくて、小さい子供とかと一緒にリスさんどこだろー、とか言いながら探してたんだけど、ふと横を見るとすぐそばにいる。

結構人いるし、子供たちなんか大はしゃぎしてるのに、人慣れしててあんまり怖がるでもなく、ときどき道を横切ったりもしている。なんか変なとこに潜り込んでる奴もいる。

ご飯の時間だったので、あっちでもこっちでももぐもぐ。

人と言う字は、二人の人の上にリスが乗っているのだー、とでも言わんばかりに縦横無尽に飛び回るりすたちの「家」におじゃまさせて貰って、すっかりリス充になった。市の公園の片隅にある無料の施設なのに、予想以上の満足感。シマリス好きのさいたまっ子は一見の価値ありだと思う。

ちなみに、放し飼いになってるのはシマリスだけだけど、りすの家から少し離れたところにあるケージの中にはキタリスもいた。…なんかでけえ。シマリスに見慣れた後に改めてキタリスを見ると本当に同じリスかと疑うくらい大きく見える。

大きいリスもかっこいいんだけどなー。こちらは現在飼育や販売が禁止されているので、一般のご家庭ではお目にかかれないかな。そのうち山に野生のリスを探しに行ってみたいところ。