9月23日から6日間、駒込のギャラリーアルティザン TOKYOで行われていたオールドレンズパラダイス第5期グループ展「Lens Cruise Z」が、昨日で無事終了しました。初めての写真展への参加で色々と苦労したんですが、幸いたくさんの方に来ていただけて、ほっとしてます。ご来場してくださった方、それからメンバーのみなさん、本当にありがとうございました。ふー。

写真展がどんな様子だったのかはグループ展の公式ブログなんかを見ていただければ、ということで、個人的な感想を。

まずね、何よりもね。

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自分の写真がこんな風に飾られるってことにすごく感動したんですよ。写真を撮り初めたのは去年の夏頃で、まだまだド素人もいいところなんですが、そんな自分が撮った写真でもこうして大きくプリントして額に入れて壁に飾って見るとなんだかすごく「それっぽい」ものに見えて、おおー、俺ってばすげーじゃん、って気分になってついはしゃいでしまった。

なんでもそうなんだけど、何かで上達するには「俺すげーー!」と「こんなんじゃ全然ダメだーー!」を繰り返す必要があって、今回は今の自分の精一杯を出してそれをもって「俺すげー!」って思えたことがすごく良かったなと。また写真を撮りに行こう、次はこんな風に撮ってこんな風に仕上げよう、とか考えるモチベーションになった。


今回のグループ展は、オールドレンズ講座の写真展なので当然みんなオールドレンズを使った作品を展示するわけで、もしかして俺のリス浮いてんじゃないかしらと若干の不安があったのだけど、蓋を開けてみるとみなそれぞれ、オールドレンズらしいレトロな町並みの写真もあれば、女子高生のポートレートもあり、ホラー仕立ての作品もあり、とバラエティに富んだ展示になっていて、その中の一つとして動物写真も楽しんで貰えたようで少しほっとした。

特に女性や子供たちに好評で、「なにこの子可愛い!」「このリス役者だなー」とか言ってもらえて内心ガッツポーズ。そーなのそーなの、動物達がふとした瞬間に見せる「役者な」仕草の可愛らしさとか滑稽さを写したくて写真を初めたんですよ。伝わって良かった。可愛いは正義だ。

もちろん反省点も山程ある。何よりでかいのは、そもそも俺が「表現手段としてオールドレンズを使うこと」にきちんとした理由を見出せてないなってのを強く自覚したこと。

「道具としてオールドレンズを使うこと」の理由は明確で、シンプルに「楽しいから」で、それは「飛行機なら一時間で行けるとこに船で一晩かけて旅するのが好き」とかと同じような話なので合理性とか説いたところであまり意味は無い。だってこれ触ってんのが楽しいんだもんとかいかつい見た目がかっこいいんだもんとかそれだけでいい。

んだけど、じゃあ作品を作るにあたってお前のそれはオールドレンズじゃなきゃダメなの?オールドレンズであることの利点を活かせてるの?みたいなことを聞かれると答えに詰まるなーとか思うなどしている。んむー。それはなんかこう、少し向き合わないとだめかもなー。